伊島キャンプ。
不安要因は、天候。
キャンプの大敵は、天候。
そして最も刺激的でもあるのが、自然との戦い。
自然に勝てる、と言うことではない。
負けない、という戦い。
まずは論田のラーメン店、頑徹ラーメン。
とろみがある、かなり塩辛いスープ。
白ご飯には、あう。
わたし個人の好みでは、麺の固さが気になる。
博多ラーメンでいえば、いわゆる、バリカタ。
これは好みの問題。
わたしはちょっと柔らかめが、好きなもので。
天気は良いが、向こうの山々に、いちいち雲がかぶさる。
水蒸気が、きている。
どうやら天気予報では、夜半から、荒れるらしい。
伊島行き渡船出船を前に、ちょいと。
湿度が高い。
手に持つ缶が、激しく結露する。
そして出船。
じっさい、疲れてんだ。
口の周りの毛が、白髪だね。
若い衆に、まかせるわ。
伊島港に、入船。
この港に入る感じが、いい。
荷物が多いもんで、一回で運べないんだヨ。
ぎゃあぎゃあ言うなヨ、このアホ。
お前がはよ帰りたいんなど、知るか、ボケ。
などと少々荒っぽく、伊島に上陸。
そして昨年末と同じ場所にテントを設営。
穏やかである。
まだ。
この旅の主目的は釣りですが、わたしだけは既にお酒を飲むことが、それになっている。
とは言いながらわたしもまた、ルアーを投げる。
肉食魚の興味を引くように、疑似餌を投げ、引き、それを繰り返す。
すき焼がチラつきながら、投げ、引く。
人差し指の感覚が、難しいね。
そしてすき焼き。
わたしは昔、肉が嫌いでした。
牛肉、豚肉、鶏肉を、20歳過ぎまで、それらを食べるのが嫌だった。
言ってしまえば、わがまま、だったんだろう。
考えれば溶いた生卵に、火が通った食材をくぐらせて食すって、おかしいな。
いや美味しいんだけど、考えれば、おかしい。
卵の生食自体が、とても特有。
世界から見れば、寄食、らしい。
しかし美味しいんだから、しょうがない。
テントという人工的密閉空間で、食べて、飲む。
さっきまで無かった、この空間。
こんな店、出しちゃいました。
もうこの辺で酔って、寝るしかない。
で、天候が急変。
風が激しい。
飛ぶぞ、テント。
ま、70数キロの重石を、風が当たる側に寝かせればいいんだ。
それだけでした。
そして、朝。
風は未だ強いが、晴れている。
海面のざわざわ感は、風が誘発しているのだった。
朝肉。
肉塊をほぐしながら、肉うどんを作成。
ありがとうございます。
食い過ぎ、です。
でも卵は見逃せない。
卵貴重の、思想。
ブレックファスト。
肉うどん。
喰い過ぎ。
撤収跡。
前にも書いたが、遊牧民が、漁労に合流。
そんなゲル感が、ある。
大量の荷物。
載せるのに少々時間をください。
できるだけ迷惑をかけないように。
わたしもそうだが機嫌とか、虫の居所とか、そういうのがある、んだよ。
たまたま、だと思いたい。
柚木さんをはじめ、参加した皆様、大変お世話になりました。